須崎市とネコとお遍路と私

🐱Susaki-city, Pets, cats, dogs, Shikoku, Ohenro, Ivent, Sightseeing🐶

災害時ペット同行避難セミナーin 高知 ~犬や猫の飼い主さんが南海トラフ地震までにすべきこと~ レポート

 

f:id:aisudog:20181008210032j:plain

 

入交真巳先生のような獣医師に大きくなったらなりたい 高知県在住 認定動物看護師の武田真優子 (@aisu_dog) です。

 

 

 

 

f:id:aisudog:20181002174240j:plain

 

2018年10月7日(日)、高知県健康政策部 食品・衛生課が主催の「災害時ペット同行避難」セミナーに参加しました。私たち高知県動物愛護推進員への告知が8日ほど前というギリギリの状態でしたが、何名もの推進員が参加していました。


また、ペットに関する仕事をしている友人・知人が参加しており、「やあ!」と挨拶をしていました。私は「すさきの日曜市」参加ののち、非営利任意団体「まぜこみ」の副代表 山木と共に参加しました。

 

 

ぶっちゃけなにが大切かというと

 

ペットとヒトの信頼関係、です。


災害時に一緒に逃げるとき、「呼んでも来ない」「吠える」「パニック」になったら、置いていくしかない。


ヒトの目線で「うちの子は大丈夫」ではなく、ペットの目線で「さまざまな状況に慣れている」という状態が必要であり、これは日々のすこしずつの訓練からできるようになります。

 

例えば、

 

●普段キャリーバックに入ることができたとしてもあなたのペットは大声で名前を呼ばれても反応しますか?

 

●他の人に「おいで」と呼ばれても来ますか?

 

●人ごみの中で、吠えずにじっとしていられますか?

 

 

もしこれらのことができなければ、一緒に避難(同行避難といいます)できる可能性は低いでしょう。

 

では、もし同行避難できないならどうする?

 

こんなことまで考えてシミュレーションしておくことが大事なことなんです。

 

 

イラストノートを使ってざっくり説明します

 

f:id:aisudog:20181008210834j:plain


本家のイラストノートは、入交先生にプレゼントしたため画像にて失礼します。

入交先生の「入交(いりまじり)」は実は高知に多い名前。おじいさまが、高知の方で親戚も多いそうです。わお。

 

はじめは、南海トラフ地震のこと、想定される被害の説明でした。その後、入交先生が東日本大震災青森県で被災されたときのことをお話しくださいました。私自身も東京で東日本大震災で被災していますが、おそらく高知県はこの青森県の状態に近い状態になるのではないかと、私も思いました。

 

次に、一般論として用意しておくモノのお話。

 

・防災グッズ 

便利なものとして「ペットシーツ」「缶フード」「犬猫用の水」「新聞紙」があります。

ペットシーツは、ヒトがトイレとして使うことができます。

缶フードは70%が水分なのでおすすめです。(重いことが難点)

犬猫用の水は、災害時、自分に配られた水をペットにあげることで「イヌ(またはネコ)にあげるなんて」とトラブルになったケースがあるそうです。

新聞紙は、普段でも役立ちますよね。

 

不妊去勢手術 / マイクロチップ

ネコは完全室内飼いでも、地震時にパニックになったり窓が開いていて逃げてしまったりがあったそうです。このときに不妊去勢手術をしていれば赤ちゃんが産まれてしまうことはないですし、マイクロチップを入れていれば迷子になっても戻ってきます。


そもそもこの災害時ペット同行避難は「二度と会えなくなる」という可能性を少なくするために一緒に避難をすることが環境省から推奨されているものであり、避難先で一緒にいられるというわけではないのです。(これは「同伴避難」といいます)

 

同行避難は「ペットと一緒に避難しましょう」というだけなんです。

 

・各種予防

他のペットに移さないように、移されないように、マナーとして行っていたいものです。狂犬病の注射は日本ではイヌで行うことが飼い主の義務となっています。

 

・ペットの写真 / カルテ

災害が起きたとき、自分がペットの側にいるとは限りませんね。そのときにはペットの情報を書いたカルテを側に置いておくと、どなたかが世話をしてくださるときに参考にできます。


名前、性別、年齢、種類、正確、既往歴、予防の種類、飲んでいる薬

そして写真。自分のスマートフォンにも全身がわかる写真を入れておくことがお勧めとのことですよ。

 

・ペットの薬

特に飲み続けなくてはならない薬は、多めに持っておくとよい

 

 

 

f:id:aisudog:20181008210046j:plain

 

災害発生すると、ペットの側にいられないお仕事というのがあります。

医療関係者 / 公務員 / メディア関係者

 

自分が帰れなくなるとわかっているならば、「SOS」を言える関係を普段から作っておくことが必要です。また、ペットの疎開もひとつの方法ですね。

 

ネコは怖いとたいてい隠れてしまうので、隠れる場所を普段から見つけて置いて、その場所を補強することもやっておくといいですね。

 

ここで出てきました。

 

普段からのペットとの関係性も、ペットとうまく逃げられる可能性につながる

 

ここからトレーニング(訓練)の話になってきました。

 

 

f:id:aisudog:20181008210042j:plain


もし災害時に自分がペットの側にいないとき、または逃げてしまった場合、

近所の人や見知らぬ人が捕獲することになります。

 

そのとき、「おいで」と言って来なかったり、首輪をつかむことが出来なければ、捕まえることができません。

 

ですので、普段から訓練が必要なんです。

これは、災害時だけでなく、動物病院に行くときにも役立ちます。

 

イムリーに「犬曰く」の藤田りか子さんも記事を書いてくださっていました。
(引用許可いただいています)

 

犬との同行避難という可能性が今後も増えることでしょう。が、そこで犬が気持ちよく過ごせるよう、普段から大勢の人の中や新しい環境でもビビることがない、という環境トレーニングが必要になります。「獣医さんを怖がる犬」も同様でしょう。たくさんの環境トレーニングをこなすことによって、多くを克服できるはずです。

 


 

●誰が触っても平気なように

●どんな状況でも落ち着いていられるように

●投薬がスムースにできるように

 

 

これらすべて、普段の生活からできることですし、これはペットと共に暮らすヒトが毎日の生活の中で行ってあげることが必要なんです。

 

ネコの場合も、ケージに入れる練習をしておきましょう。

もちろん、いきなり入れることは避けてくださいね。動物は一度「嫌だ!」と学ぶと二度とさせてくれなくなってしまいます。  

 

おやつを使って、じっくりほんの少しずつ行っていく。嫌だと思わないようにヒトが努力をする。

 

おやつに関しては入交先生から補足説明がありました。入交先生はおやつをたくさん使ってトレーニングされるそうです。

レーニングのときにおやつを使うと、おやつがないとやらなくなってしまうという方もいるが、食べることは副交感神経を優位にし緊張を和らげる。これも大事なことである。

 

 

f:id:aisudog:20181008211007j:plain

 

皆さんは、イヌやネコはかなりおしゃべりなのをご存知でしょうか。

 

彼らはヒト語は話しませんが、ノンバーバルコミュニケーション、つまり体を使って私たちに話しかけています。もちろん声(音)を使ってもいますが、イヌやネコ同士は基本的には体を使って話しています。

 

つまり、ヒトとも体をつかって話しかけているんですね。そのサインに気づかないと最終的に咬みついてきます。でもこれは最後の最後の抵抗なんです。

 

イヌやネコが嫌がることは、必ず理由があります。

 

そして、巷で言われるしつけで「イヌのボスになる必要がある」は動物行動学上、完全なる間違いで、誰が言い始めたかもわからない噂に過ぎないそうです。

 

上の画像ノートに書いてありますが、「おなかを出すこと = 触ってほしい」ではありません。イヌが一生懸命怖いながらもコミュニケーションを取り、なので、そこでヒトがサインを受け取り間違いおなかを触るとパニックになって咬みついてくることがあります。お気をつけて。

 

 

f:id:aisudog:20181008210036j:plain

 

怖がるネコには、タオルを使うとよい。

これはウサギも同じです。が、ウサギの性格にもよるので万能ではありません💦(ウサギだけでなくペットの性格をみてしてあげてくださいね)

 

ただ、適度な締め付けはペットはじめ動物が落ち着きます。

(これは自閉症であるからこそ知りえた動物の感覚を本にした  テンプル・グランディン著「動物感覚」にも書かれていました。良い本なのでぜひ読んでみてください!)


入交先生は、動物の精神科の獣医師でもあります。そう、ペットたちにも抗うつ剤サプリメントが必要であれば処方されるんですよ。また、PTSDもあるとおっしゃっていました。

普段から気持ち切り替えられる遊びを見つけておくことが大事!とのことでした。

 

 

箇条書きでまとめると


●あなたが住んでいる場所に合わせた避難シミュレーションを普段からしておくことが大事


●それよりなにより、普段からの訓練とペットの心の鍛錬が大事

(だからといって急にやらない。ほんとうに少しずつ少しずつ慣れてもらう。例えば歯磨きに慣れてもらうときには3か月くらいかけてやるイメージ。それくらい少しずつしないと嫌がったら二度とさせてくれなくなるかも)

 

本当は社会化時期といって、イヌなら16週まで(生後4ヶ月)、ネコなら生後8週まで(生後2ヶ月)の、なんでも受け入れられる時期があります。このときになにされても受け入れられるようにしておくとあとが楽になります。この時期を過ぎても受け入れられるようにはなるのですが、時間がかかります。

 

Twitterでおはなししたきゃろさんが気づいてくださった

 

 

 

 

嬉しかったです:) すこしずつ、ほんのすこしずつ、ペットの性格を見ながら鳴らしてあげてくださいね。一緒に避難するために。動物病院に行くのもお互いに楽になると思いますよ!!


入交先生、東京からはるばる高知県へお越しくださり、ありがとうございました!!

 

 

 

 

🐱おすすめの記事🐶

 

画像のみです。上記記事とともにお読みください!