高知県とウサギとわたし

~ペットホスピスをつくります~

「社交辞令」が苦手なあなたにおすすめする、2冊の本を紹介します

■あなたは「社交辞令」を口にしますか?

「社交辞令」

わたしは、聞くのも言うのも苦手で、今まで言われたことは真に受けてきましたし、そもそも社交辞令を話す意味がわからない…と、とにもかくにもニガテ、苦手でした。

 

苦手ゆえに、社交辞令を口にする人のことを「なんとなく、信用できない…」と勝手に判断してきました。

 

しかし、友人の「社交辞令はそんなにも悪いことなのか」という質問を受けたことがきっかけで、今まで避けてきた「社交辞令」にきちんと向き合おうと決意。

 

今までぎゅっと瞑っていた目を怖々ながらあけてみるとそこには、人と人の間に絡み合う、さまざまな色の「関係のグラデーション 」が広がっていました。

 

■そもそも、「社交辞令」ってなに?

わたしが小学生の時から愛用している三省堂「新明解 国語辞典」には、こうあります。

 

【社交】その社会で生きてゆく上に必要な、人とのつきあい

【事例】応対の時に用いられる、必ずしも実質の伴わない表現。

 

辞書の意味から考えると、その場において相手との会話を滞りなくすすめるための、臨機応変な表現、となります。

 

さらに、その場限りとか、口にするだけで本気じゃないとか、社交辞令を良い意味で捉えられていなかったわたしは、2冊の本を読むことで、劇的にその考えを改めることができました。

 

1)小松成美著「人の心をひらく技術」


2) 『できる大人の モノの言い方大全』


ひとつずつ、説明をしますね。

 

■「社交辞令」が苦手なあなたにおすすめする、2冊の本

▶1)小松成美著「人の心をひらく技術」

 

人の心をひらく技術

人の心をひらく技術

 

 

敬愛する ノンフィクション作家 小松成美さんの「人の心をひらく技術」

 

さまざまな方から話を聞くお仕事をされている小松さんを見た人が、「小松マジック」と呼ぶ、その方法が3ステップに渡って書かれています。ただし、「○○をすれば、△△となる」という型にはまったような方法は書かれていません。そのような解がほしい方は、別の本をオススメします。

 

この本のステップ1内「天気の話からでも豊かな対話は生まれる」の項に「社交辞令」が書かれています。

 

社交辞令は、予定調和とか建前とか、あまりいい意味で使われないことが多いようですが、円滑に言葉を交わし、人間関係のバランスを保つために、日本人が作った素晴らしい発明品だと私は思っています。

 

この一文と、小松さんのエピソードを読むと、スーっと、この時点では言葉にできなかったのですが、なにか”わかった”気がしました。

 

▶2) 『できる大人の モノの言い方大全』

https://www.instagram.com/p/BGldpWPl0mv/

 

この本は、あらゆる社交辞令が場面毎に網羅されて書かれている本です。この本で秀逸なのは、社交辞令を口にする人の「気持ち」が書かれていること。

 

「なんで、社交辞令を口にするのかわからない」レベルのわたしには、その理由が書かれていることで、理解がしやすかったです。

 

この本を1/3ほど読んだところで、

 

社交辞令とは、その相手のことを丁寧に扱ったり、その言葉の中に含みを持たせる、ある意味心理戦。
社交辞令を口にする相手からして、この心理戦を理解するかどうかで、わたしがどういう人かがわかってしまうのか…

 

と気づき、そっと怖くなったのでした。

 

「Learn to Speak the Way Successful Adults Speak(成功する大人の話し方を学ぶ)」

というのが、この本の英名なのでしょう。なんだか、さらに怖くなりました。

 

その怖さとは、相手に届けるための言葉を、意識して丁寧に扱えているのかがわからなくなったゆえに、感じる怖さでした。


■社交辞令は、マーブリング

わたしは、イラストに描けるくらい頭の中で具体化出来たところで、やっと「理解」ができるという、面倒な頭の持ち主なんですが、やっと肚落ちしました。

 

この記事のはじめほうに、

今までぎゅっと瞑っていた目を怖々ながらあけてみるとそこには、人と人の間に絡み合う、さまざまな色の「関係のグラデーション 」が広がっていました。

と書きましたが、ひとことで表すと「マーブリング」です。

 

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 photo credit: DSCN1073 via photopin (license)

 

マーブリング、ご存じですか?わたしは小学生の図画工作、中学生の美術の時間にしました。大きなバットに水を張り、インクを垂らしそこに画用紙を載せると色が移る、アレです。

 

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photo credit: Marbling workshop at 4 Cats via photopin (license)

 

このインクを落とす人(=社交辞令を使う人)には意図があって、そのインクの色そのまま受け取られることもあるけれど、複雑に混ざり合ったところまで受け取る人もいる。

 

もし、このインクを意図しないで「当たり前」として落としているとしたら、それはある意味怖いこと。相手にそのマーブリングがどう伝わるのかを意識していないということ。

 

つまり、意図してインクを落とす人には、その相手のマーブリングの見方により、「その人がどういう人なのか」を短時間で見極める一つの判断方法になりえる。

 

ふかい、深すぎる…社交辞令、これからも学ぶ価値大です。


■「社交辞令」を話す意味を納得できたので

わたしも、話すことに挑戦してゆきます。正直であることは大切ですが、その正直さが、その場面に合っているかはまた別問題ですよね。

 

社交辞令を日常的に巧みに使っている友人が言っていた、「口にしたときは本当にそう思っている」というのは、言い得て妙だと思いました。

 

■もしよかったら